ノルウェー語の響き◆ノルウェー語について◆ノルウェーで話されているのはノルウェー語である。 ノルウェー語はデンマーク語、スウェーデン語、アイスランド語と共に 北ゲルマン語の系統の言語であり、北欧3カ国(ノルウェー、デンマーク、 スウェーデン)の言葉は、とてもよく似ている。 互いによほど地域の方言がきつかったりしない限り、 理解できる程度の違いである。 (ちなみにスウェーデンのお隣フィンランド語は系統が全く別の言語である) 少し離れた位置に、ドイツ語がある。でも同じ単語も多いし、文法なども 近いので、ドイツ人がこれらの言語を学ぶのは比較的易しい。 私が一番最初にやったのはスウェーデン語だったので、 ノルウェーに来てからも、その知識は大分訳にたった。 ドイツ語を学んだことのない私だが、ノルウェー語の単語と似ている 言葉が沢山あるせいで、ドイツ人が言っていること、 何となくわかったりして、そりゃ、みんなマルチリンガルになるわけだ と思ったりもした。 だからノルウェー人の学生がドイツ語が難しいとか, 逆にドイツ人の学生がノルウェー語なかなか覚えなくって!とか (フランス語やスペイン語というのならまだ解る、それでも) ホザいているのを聞くと、何甘ったれたこと言っているんだ!と 言い返したくなる。私たちが学ぶより、よっぽど楽なはずだからだ。 ◆ノルウェー語の響き◆ ノルウェー語がどんな響きかというのを一口で説明するのは難しい。 何となくドイツ語に近くて、でもドイツ語ほど、ギシギシきつくはない。 母音を長く発音したりするので、言葉は滑らかな曲線を描いている ような感じかな。 ただ、方言の違いがかなりあるので、東側のオスロの言葉と、 西側のベルゲンの言葉は、響きが全然違うし、また北や南にいっても それぞれ独特の響きがある。 |